Report
12/17~12/20 亘理町逢隈 K様 外壁塗装・屋根塗装工事
先日高圧洗浄を行いましたK様邸の作業報告です。
まず、目地シーリングの撤去作業と、マスキング作業を行いました。
壁と壁のつなぎ目のことを目地といって、ほとんどのお住まいでシーリングというものでつなぎ目をふさいでいます。
シーリングはもともと弾力性があるのですが経年で硬くなってきます。
外壁は日々の紫外線や雨などで収縮を繰り返しています。硬くなったシーリングは外壁の動きについていけなくなり、割れたり、切れたりしてしまいます。
シーリング材は防水の役割もあるので、そこが切れてしまうと壁の裏側に水が入ってしまいます。
外壁材は外側は塗装で保護されて、水に強いですが裏側は水に強いとは言えません。
ですのでシーリング材は外壁の塗装同様、非常に重要な部分なのです。
目地のシーリングは、一定以上の厚みがなければシーリングとしての効果がないので、古いシーリング材は取り除き、新たにシーリングしていきます。
シーリング材の撤去が終わったら、シーリング材がはみ出ないようにマスキングテープを貼っていきます。
マスキングが終わったら次はプライマーという塗料を塗ります。
シーリング材は単体では物にくっつく力が弱いので、プライマーという接着剤のような役割をもつ塗料を塗る必要があります。
シーリング作業です。
シーリング材を充填した後、専用の道具を使ってならしていきます。
SPS宍戸ペイントサービスではどのプランでもオートンイクシードというシーリング材を標準使用しています。
シーリング材は実はかなりの種類とグレードがあるのですが、住宅用のシーリング材でオートンイクシードは最高の品質になっています。
外壁がどんなにきれいでも建物の漏水を守るシーリング材が弱ければ、住んでいる人は雨が降るたびに心配になります。
そうならないように、このシーリング材をご提案しています。
ちなみに、このオートンイクシードというシーリング材には、私たちから見て唯一、弱点があります。
それは、硬化が非常に遅いということです。
一般的な変性シリコンよりも2日くらい固まるのが遅いので、シーリングをしたら次の工程に移るまで時間がかかってしまいます。
急いで工事を終わらせたいお客様には不向きなシーリング材といえます。
逆に時間がかかっても品質がいいものを求めるお客様にはこの上ないシーリング材といえます。
次は屋根の補修です。
コロニアル屋根は経年でひび割れしてしまうケースがあります。
特にノンアスベストの出始めのものは、耐久性が著しく弱いものがあり、塗装ができないものもあります。
塗装ができる屋根なのか、またどういう補修をするのかしっかり調査する必要がある屋根材なのです。
今回はひび割れ部分はタスマジックという浸透型の補修材を使用して屋根を直してから塗装します。
浸透型ってなに?
と思われると思います。
一般的にコロニアル屋根の割れはシーリング材で直す業者が多いと思います。
ただ、シーリング材で直すと表面のひび割れしか埋められないケースや、下の屋根材にくっついてしまうケースがほとんどになってしまいます。
表面のひび割れ直しだけだと補修材が薄いので再び割れてしまう可能性が高く、下の屋根材にくっつくと縁切りの面であまりよろしくありません。
浸透型の補修材ですとひび割れを裏側までしっかり直せ、屋根の下に器具を差し込んで直すことで下の屋根にくっつくのを防ぎます。手間は非常にかかりますが、コロニアル屋根の修理に最適な方法であると言えます。
補修材を浸透させた後は直したあとが目立たなくなるようにしていきまして、屋根の補修完了となり、屋根の塗装ができる準備が整いました。
屋根の下塗り作業です。
1回目の下塗りは乾いた屋根材が塗料を吸い込んでいきます。
コロニアル屋根の初めての塗り替えは標準で下塗りを2回塗ります。
近年造膜タイプの下塗り材も各メーカー販売されていますが経験上、下塗り1回だけだと吸い込みが止まらず、仕上がりや耐久性に劣ります。
せっかく上塗りにいい塗料を使うのですから、下塗りにはその性能を発揮できるようにしなければなりませんね。
今回使用した下塗り材は硬化に約1日かかるので一日1回塗りになります。
仕上げの塗料などは近年1日2回塗りできるのものある中、非常に珍しい下塗り材と思います。
明日は屋根の2回目下塗りや各所の塗装を予定しています。
それではまた!!
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