スレート屋根「レサス」は塗装してはいけません
4/13~4/29 足場架設 太陽光パネル撤去
大河原町にお住まいのH様から、会社に電話がありました。
強風で屋根の一部が飛ばされてしまったとのこと。
電話の内容で緊急性があると判断、その日のうちに現地調査させていただきました。
現地到着。
きれいな外観です。
塗装してそんなにたっていないのかな?
実際飛ばされた屋根の確認をすると・・・
全面で屋根のひび割れ・・
完全に屋根材がないところもありました・・
このスレート屋根材はパナソニックの「レサス」という、平成11年から平成18年に製造押されていたものです。従来のスレート屋根はアスベストを含んでおり、規制によりアスベストを含んだ屋根材は使用できなくなりました。そこで誕生した屋根材なのですが・・・
写真の通り、経年により多くのひび割れが発生し、屋根材のかけらが落下するなど、大変危険なトラブルが多く発生している屋根材です。
前回塗装をした際に、ひび割れを直しながら塗っている跡がみられました。
今まで漏水しなかったのがせめてもの救いです。
今回は屋根をカバー工法で行いますが、このような屋根の状態ですので、風が吹いたらまたかけらが下に落ちてくるかもしれません。
ですので屋根工事に先立ちまず足場を早めに建てて敷地外への屋根材の落下を防ぐという作戦で行います。
4/13に足場をたて、屋根工事の妨げになる太陽光パネルを4/27に一時撤去しました。
一枚一枚手作業で取り外します。
屋根工事後に元に戻します。
東面のパネル撤去後の屋根の状態です。
これもかなり割れが多いのですが・・
南面は太陽光パネルの下がほとんど割れていました。
とても危険な状態です。
通常は5月は連休なのですが屋根工事は連休返上で早急に修繕します。
私もこの業界に20年携わっていますが、このような状態をみるととても胸が痛みます・・
しっかりと直して、安心して、笑顔で暮らせるお住まいになるよう一生懸命頑張ります。
工事完成まで、もう少しだけ、お待ちください。