スレート屋根の塗装はタスペーサーを使います
5/17～6/14 外壁塗装・屋根塗装
名取市みどり台にお住まいのO様は築13年で初めての外壁塗装、屋根塗装を施工します。
お住まいの北面を中心に雨筋などの汚れの付着が目立ってきたのが塗装工事を検討するきっかけだったそうです。
今回の塗装プランは無機塗装プラン。
今現在塗装できる塗料の中で最高の耐久性を誇ります。
一度の塗り替えで長く持たせたいとの希望にこたえられる塗料となっておりますので、一番いい塗装をしたい方はお勧めのプランです。
工事は足場設置後、高圧洗浄から行いました。
遠くから見るとそれほど汚れていないように見えましたが、高圧洗浄機で洗うとこの通り！
コケのついたままで塗装すると仕上がりが悪いだけでなくすぐはがれてしまうので丁寧に作業していきます。
外壁も洗浄機で綺麗に洗っていきます。
高圧洗浄機はその名の通り高い圧力で洗う機械です。
フルパワーで洗うと弱った外壁など壊れてしまう恐れがあるので圧力を調整して作業します。
洗浄機の先が皮膚にあたるとけがしてしまうので取り扱いも注意です！
洗浄後、濡れた屋根材がしっかり乾燥したら下塗りから塗装します。
今回塗装するのはノンアスベストのスレート屋根なので、下塗り1回目に強化プライマーを使用します。
この強化プライマーは屋根材に浸透することで屋根材が強化されるという塗料です。
ノンアスベストのスレート屋根は塗装ができないくらい強度に問題のある製品、問題なく塗装できる製品さまざまありますが、塗装できる屋根に関してもこちらの強化プライマーを塗ることをお勧めします。
屋根の下塗り2回目。
さっきは浸透する下塗り材でしたが、2回目は浸透+膜がつく下塗りを使用しています。
いつまでも浸透し続けると上塗り塗料を塗った時仕上がりにムラが出るだけでなく、仕上げの塗膜が薄くなるので本来の耐久性が発揮できません。
ですので下塗りの時点できちっととした下地を作る必要があるのです。
今回は屋根にタスペーサーを入れました。
タスペーサーは屋根と屋根にすき間をつくる部材です。
スレート屋根の塗装の際は屋根の重なり目を埋めないようにしないといけません。
ここを埋めて塗ってしまうと雨が降った際の雨水の排出が悪くなり、下地を傷ませてしまうからです。
定期的に塗装していたのに屋根の下地が傷んでいた・・
となってはすごく残念な気持ちになりますよね。
定期的に「正しい」メンテナンスがお住まいの寿命を延ばすことができるのです。
お住まいによっては屋根材が自然に反り返り、すき間ができている場合があります。
その場合はタスペーサーは余分な工事になりますから一軒一軒お住まいの状態に合わせてご提案することが大切です。
屋根の中塗りです。
ブルーがきれいですね。
屋根の上塗りです。
合計4回塗りです。
抜群の仕上がりですね！
塗り替え時期の目安は築15年とよく言われますがその通りに行っていけばいい状態で毎回塗り替えられるので参考にしてもらえればと思います。
外壁塗装はシーリングなど、下地つくりから行います。
今回は壁のつなぎ目（目地）シーリングが少なかったので比較的早く下地処理が終わりました。
シーリングが固まるまで外壁以外の塗装を進めていきます。
軒天（天井）は防カビ性能の高い塗料を2回塗りで仕上げます。
外壁は下塗りを行いました。
一度真っ白にそめてから仕上げの色を塗ります。
外壁の中塗り塗装です。
段差の多い外壁、ローラーで塗れない部分はハケで先に塗ってからそのあとでローラーで塗ります。
外壁の上塗り作業です。
模様のない外壁は塗装のムラがでやすいのでより注意して作業していきます。
今回の外壁塗装は艶を抑えた半艶仕様です。
ここ最近は光沢を抑えた塗装が人気になっています。
色もそうですが時代時代で好まれる仕様が変わるんですよね。
ちなみに私は白や黒、赤が好きです。
家に使用すると・・
ちょっとマジシャンみたいな雰囲気になってしまいますね汗
ただ、そういう色もアクセントをうまくつかえばきれいにまとまるので、一度弊社カラーコーディネーターにご相談いただければと思います(^^♪
外壁塗装完了後に雨樋などの付帯部を仕上げました(^^)
バルコニーの床もきれいになりました(^^)
全体的にとてもきれいに仕上がりました。
やはり早めの塗り替えがいい状態を保ち、費用もお得にできますね。
名取市みどり台は新しい団地ですがそろそろ塗り替えをされる方も増えてきました。
ご近所さんで塗り替えをされて自分ちも塗装しようかご検討されているかたは是非一度お声をかけていただければと思います。
O様、今回の塗装の色はお住まいの形にぴったりでしたね。
耐久性の高い無機塗装なのでしばらく塗り替えはしなくても大丈夫ですが、お住まいの状態を確認に定期的にお伺いさせていただきたいと思います。
末永いお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。
