腕のいい職人ほど養生にこだわります
1/15~1/22 山元町 T様邸 外壁塗装・屋根塗装
先日高圧洗浄が終わり、今日から塗装する前の準備の工事を行います。
まずは養生作業といって、塗装しない窓などをビニールやテープをつかってふさいでいきます。
塗る作業より養生作業の方が大変だったりします。(;^_^A
つづいて、水切りの補修です。
ミサワホームの建物によく使われる水切りの樹脂コーナーは、経年によりぼろぼろと破損してしまいます。本来はこうなる前に塗装するのがいいのですが、外壁より先に傷むのでなかなかメンテナンスせずに塗装できる状態じゃなくなってしまう場合が多いです。
こちらは再び痛まないように金属で加工したものを取り付けます。
複雑な形ですがオリジナルで加工できますので色を塗れば全く違和感なしで、耐久性も抜群です。
つなぎの部分も樹脂製です。
これで水切りがぼろぼろになることはなくなりました。( ^^)
続いて屋根の補修です。屋根材が完全に割れてしまっています。
こうなると差し替えで直すしかありません。
当時と全く同じ屋根材は現在生産されていないので類似の屋根材を差し替えました。
こちらも台風の被害で屋根材が一部飛ばされていました。
もともとの釘が少し短いものを使っていたので、抜けやすかったようです。
今度はビスで固定して風で飛ばないよう丈夫にしました。
続いてシーリング作業です。
外壁と外壁のシーリングというゴムのような部分は年数がたつと固くなり、ひび割れしたり切れたりしてしまい、水が入ってしまう可能性があります。そうなる前にシーリングの交換をすることで建物を長持ちさせることができます。
まずは古いシーリング材をカッターで取り除きます。
次にプライマーといってシーリング材が良くくっつくように下塗りをしていきます。
プライマーを塗った後はシーリング材でつなぎ目を埋めていきます。
シーリング作業完了です。
今回使用しているオートンイクシードというシーリング材は15年もの耐久性をもっているので、外壁よりシーリング材が先に傷むのを防いでくれます。
SPS宍戸ペイントサービスでは建物全体を長く持たせたいとの思いから、このシーリング材を標準で使用しています。外壁や屋根にどんな塗料を使用するかも大事ですが、こういう部分に耐久性の高いものや品質の高いものを使用するかがお住まいが長持ちするかを決めるのです。
屋根の下塗り1回目です。
洗浄してから屋根がからからに乾いていますので1回塗っただけでは塗料が屋根材に吸い込んでしまって下塗りの効果が得られません。
スレート屋根(コロニアル)の場合は下塗りを2回塗る必要があります。
下塗り2回することで表面があめ色のようになります。
こういう状態になって、上塗り作業に移れるのです。
屋根の中塗り(上塗り1回目)です。
今回は1番人気の色、コーヒーブラウンを塗っています。
外壁色と合わせやすいので、屋根の色に悩まれたら一度候補に入れられたらいかがでしょうか。
軒天の塗装です。
軒天は防カビ性能に特化したものを塗っていきます。
2回塗りで仕上げました。
塗った直後は艶がありますが乾くとつや消し仕上げになり、落ち着いた雰囲気になります。
今年は雪も降らず気温も高い日が続き作業がしやすく感じます。
春になったら塗装しよう・・・とお考えの方も予約が埋まる前に今の塗装もご検討されるのもいいと思います。
それではまた!!