スレート屋根の塗装は縁切りが必須ですが・・・|仙台市・名取市の外壁塗装や屋根の塗り替え|宍戸ペイントサービス

スレート屋根の塗装は縁切りが必須ですが・・・

3/7~3/11 屋根縁切り、ケレン作業 養生 各所下塗り

屋根の修理も終わり、今日からは塗装の準備を行います。

まずはスレート屋根の縁切り作業、ケレン(塗膜をはがす)作業を行いました。

スレート屋根の縁切り

スレート屋根(コロニアル)は写真のように1枚1枚屋根材が重なってできています。

スレート屋根は雨が降った時、雨水は屋根の表面だけでなく屋根の裏側も伝います。

裏側を伝った水は通常、屋根の重なり目から排出されるのですが、重なり目が塗料で埋まったりすると水がうまく排出されず屋根材の裏側が常に湿ってしまったりします。

屋根材の下には防水のシートが貼られているので直ちに雨漏りする可能性は低いですが長期間その状態が続けは必然的に痛み、漏水につながります。

ですのでスレート屋根の塗装の際は重なり目を埋めないような塗装をする必要があります。

方法としては、

①縁切りといって、埋まってしまった部分をカッターやカワスキという道具を使い、切り離していく。

②タスペーサーという部材を使用し、重なり目のすき間を確保する。

③塗り替え時は屋根材が反り返っていて、何もしなくてもすき間が確保されている

さまざまな方法はありますが、大切なのは屋根材にすき間ができているのか、という結果です。

もともとすき間ができている屋根にタスペーサーを入れると部材が落下し、雨樋の中でつまりを起こしたりしてしまいますし、縁切りも仕上げた屋根の上を歩いたり、カッターを入れたりするので傷をつけてしまうリスクがあります。

スレート屋根の塗装の縁切り作業ははお住まいの状態に合わせて、ご提案するのが一番だということです。

 

今回のS様の屋根は前回、縁切り等行われておらず屋根の裏側の水が排出されづらい状況でした。

スレート屋根の部分交換

屋根をはがすと下の屋根が白く変色しています。

長期間雨水の排出がうまくいっていなかったのがわかります。

下地は大丈夫そうなので、この時点で工事できてよかったです。

今回の塗装ではしっかりと縁切りして正常の水の流れを作りたいと思います。

塗装のためのサッシ養生

塗装のためのサッシ養生

サッシや塗らない部分を養生と言ってビニールなどで覆う作業を行いました。

キレイに塗る作業以上に大事な作業です。

時間がかかる作業ですが丁寧に行うと仕上がりに差が出ます。

塗装前のペーパー掛け

屋根の金属部分は錆止めを下塗りします。

塗装する前に目あらしと言って表面に細かい傷をつけてあげることで塗料の密着を高めます。

屋根の錆止め塗装

黒さび色を下塗りしていきます。

住宅の塗装作業

屋根以外の鉄部も下塗りを行いました。

ローラーを使って手塗り塗装する職人

白からこげ茶へ色が変わります。

今までとは違った印象になります。

仕上がりがとても楽しみです。

明日は晴天のようですので屋根の塗装を中心に進めていきます。

それではまた!!